の映画の評判をききつけて、鑑賞するためにTVシリーズを全て観てから挑んだ。正直、不安だった。TVシリーズはそんなに面白いものではなかったし、萌え要素しかない単なる日常映画だったらどうしようかと(萌え要素も劇中に存在するが)私はSFパートに期待していたからだ。鑑賞後、退屈だという人の気が知れないと思った。これは正に傑作と言っていいと思う。時間の長さに難点を示すレビューも見掛けるが、私は終盤になるほど、もう終わってしまうのだと悲しくなるほどだった。ここでの映画レビューを100本近く書いているが、全ての項目に満点をつけたのも初めてだ。ただ多少の弱点もある。それは、TVシリーズを鑑賞済みでないと理解できないであろう部分が多過ぎること。全てを見る必要はないと思うが、涼宮ハルヒの憂鬱TからYと、笹の葉ラプソデイは観ておかないとならないだろう。文字制限でこれ以上書けそうにない。まだ、さわり程度しか書けていないのが口惜しい。最後に総評をSFと萌えとサスペンスと、少しの哲学的思考が絡みあう傑作ドラマだ。
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